家を出るときは青空がチラッと見えていたのに、短時間の土砂降りで蒸し暑い鹿児島です。
FUKU+REと同じレトロフトチトセに入居している古書店「リゼット」さん。
今日はリゼットさんから、よかったらどうぞ!と、面白い本を頂きました。
「鹿児島の菓子の今昔」

64年前の機関誌です。
文字がやや歪んでいたり、少し斜めな枠が時代を感じて面白いです。
今もしっかりと郷土菓子として根付き続けているお菓子。
“これは何・・?”と、調べて分かるお菓子。
インターネットで少し検索したくらいでは全くわからないお菓子。
鹿児島のお菓子事情が紹介されています。
もちろん、「ふくれ菓子(誌面では”ふくれぐわし”と記載)」も。
「庶民の菓子でも、これほど昔も今も親しまれている菓子は少ない。」
「(ふくれ菓子が)好きな人は特に上皮のところをこのむようだ。」
ふくれ菓子の説明に書かれた一部。
あちこちで手に入った64年前と、売っているお店を探す64年後の現代。
約70年で親しみ度はどれくらい変わったでしょうか。
FUKU+REの「ふくれ菓子」は洋菓子風にアレンジした現代版ふくれ菓子ですが、
小麦粉と砂糖を使い、蒸しあげる製法はそのままです。

私たちが慣れ親しむふくれ菓子と姿・かたちは違っていても、
70年後も誰かの好きなお菓子として愛され続けているよう
「ふくれ菓子」の楽しみ方をFUKU+REなりの方法でコツコツと提案していけたら良いなと思います。
昔ながらの「ふくれ菓子」を手作りしている方を訪ねました。
興味を持った方はぜひこちらもご一読ください↓。

